下地処理・下塗り剤とは
塗料を塗る際に1番重要なのが下地処理です。料理は下ごしらえで味が決まる!というように、壁・内装・家具などに塗装をするときにも下塗りが実はポイントなのです。
この記事では下地処理でよく使われるプライマー、シーラー、フィラーの違いをご紹介します。
下地処理について
鉄部:はがれかかった塗膜やサビは、サンドペーパーなどで磨き落します。
木部:①よく乾燥させる。②サンドペーパーなどで表面を研磨します。③ヤニはシンナーなどでふき取ります。
コンクリート:汚れ・粉化などを取り除き、ヒビ割れなどある場合はパテで溝を埋めます。
壁紙:ホコリ、汚れなどをは取り除きます。
プライマーって何
プライマーとは始めに塗るものを言います。上塗りする材料と、下地(塗られる木材や金属板)を接着するために使います。
鉄部を塗装する際はさび止め塗料を意味します。その際は下地処理で入念にさびを落としてから塗装しましょう。
シーラーって何
シーラーとは壁や屋根を塗装する際の下塗り材を指します。
主な目的は①下地と上塗り塗料の密着、②上塗り塗料の吸い込みを抑える、③塗装面の補強、④ヤニなどのにじみ防止(内装)があります。
特に外壁や屋根などは上塗りを直接塗装すると、短期間で剥がれてしまう場合がありますので適切なシーラーを塗りましょう。
フィラーって何
フィラーはシーラーと同様に下塗り材ですが、外壁に用います。
シーラーに比べ粘性が高く作られており、下地の凹凸、ひび割れなどを満たし覆い隠す効果があります。
下地の劣化が進行した外壁にはシーラーよりもフィラーが適しています。